君とまどろみ

いつも眠たそう

湿気った布団

湿気った布団に時間の経過を感じる。1週間ぶりのわが家。栗味のグランマーブルをトーストにして食べる。あたためた牛乳は二日酔いに染みるな。東京は久々の雨。気圧の影響で頭の奥の方が痛むけど、創作に対しての意欲が湧いていてちょっとハイ。書きかけの脚本に向き合ってみよう。

夜にはたくさんの人と話そう。人から得られるものの影響は大きい。そういう意味でいまの仕事はわたしに向いている。明日以降は荒波がくる予感がしてる。それにしっかり備えよう。くる前に気づけているぶんは、わたしは少しずつ成長しているのだ。まだ大丈夫

君はわたしを君と呼ぶ

カップ酒は君とわたしによく似合っている。飲んだお酒の量を競う君は大学生の頃をいまだに引きずっていてかわいらしいよ。レモンをしぼるのは君のが得意だからおまかせする。目的地は一駅先なのに寒いからと電車に乗りたがるのは夏生まれの君らしい。わたしが甘えると、君はわがままだとひとつも叶えてくれず、いつもみたくかっこよくいてほしい言うけれど、君の目にはそう映っていたの。たまに年下らしいことを言って困惑させる。わたしが甘えられるのは君くらいなのに。煙草の煙の中、香水を感じる。コンクリートの壁に囲まれた部屋はいつも湿っぽい。君はいつかここを去ると言う。君は君のまま、やさしくおだやかでいられるところがきっとあるよ。気持ちがいいところが見つかるようにと心の中で祈る。サニーデイ・サービス白い恋人を聴きながら帰路に着く。そういえば、去年1番聴いた曲は君が教えてくれた曲だと言うことを伝えられなかったな。

創作かもしれないし、実話かもしれない。雪解け水がふたたび凍って、きらりとひかる日曜の朝までの話。君とまどろみ。