風を受ける波に身をまかせ、ゆれる海藻。こさがなの大群、鱗のきらきら。差しこむ太陽の光。ぼくは、目に映るすべてにうっとりした。ぼくのここちいい場所は深いところにあったらしい。しばらくすると、口から小さな気泡がぽこぽこと出てゆく。ぼくのからだ…
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