君とまどろみ

いつも眠たそう

2022-08-30から1日間の記事一覧

上書き

思い出をなぞろうとする頃、それは恋の終盤か、あるいは終わったときだと下りの新幹線の中で思った。

白いシャツを1枚羽織る

「好きなひとに会いたくなっても連絡しません、もう大人だから。」って口に出してみたけどわたしって本当に大人なのだろうか。もし君が同じような考えを持ったひとなら、もう一生会えないんじゃなかろうか。でも君の好きなひとがわたしじゃない別ならいつか…

円周率と夏

うつ伏せの君の寝顔見れぬまま 二度目の夏が過ぎてゆく いっそ睫毛になりたいわたし いつもより早く涙打つ心音に気づかれたくなくて 肌かけ布団から顔を出し 蚊取り線香の円が小さくなっていくのをセミが鳴くまで眺めてた