君とまどろみ

いつも眠たそう

擦りむいたまま歩き出す

涙がこぼれる音が聞こえないように、ボリュームをあげる。フジファブリックの「若者のすべて」が流れている。夏の終わりを歌った曲なのに、妙にしっくりくるのがなんだか笑える。2駅分歩いて帰る。1日を始めるための助走。日のあたたかさが背中を後押ししてくれる。家に帰ったら溜まった洗濯ものを片付けて、細々した事務をこなそう。なんだかしっかり自分の足で立てている気がする。今日の空は青が濃い。