君とまどろみ

いつも眠たそう

わたしが泣きたくなるとき

 

7時起床。やっと昨日退職した会社から書類が届き、諸々の手続きを済ませようと意気込んでいたのだけれど、いざホームページで営業時間を確認すると今日から年末年始休業とのこと。この手の事務についてはとても苦手なのでいつもしっかり計画を立ててから挑まないと全くの手付かずになってしまうんだよな。そりゃ役所仕事の方々も年の瀬くらい休みたいよね、と自分を納得させて気持ちを切り替える。食べられるのをひっそりと待つ野菜たちで、常備菜をつくる。台所に立つのはすごく好きだ。いまのマンションはIHで、半年以上使ってだいぶ慣れた気がする。いまだに、残り熱でラップを溶かしてしまうときがあるけれど。大根と人参と刻んで、少しの南蛮と甘酢に漬ける。紅白なます。ゆずの皮を足したいところだが、外は寒いので買いに行く気にはならない。味が染みていくのを楽しもう。おせちといえば、3日間かけて煮込んでつくる母親の黒豆が恋しいな。年末年始に関しては今回で3年連続で帰省していない。今年は妹たちも帰省しないらしく、ついに両親2人だけの年越しだそう。胸がくるしくなる。会うたびに白髪やシワが増えたり、なんだか背中が小さく見えたり、2人にはずっと”あのとき”のままでいてほしいのに、私が歳をとるのとおなじ分だけ、両親だって歳をとる。当たり前のことなのに、都合が悪くて、直視しないようにしている。わたしはあのときを思い出すために、こころのうつわをそっと覗く。大切にしないといけない。後悔しないように。

 

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家族で行ったつくばにて