君とまどろみ

いつも眠たそう

何が愛だか知らないから君と愛をつくる

何が愛だか知らないから君と愛をつくる

一晩中かけてできあがったそれはあまりに不恰好で脆くてくずれそう

それでもわたしは満足だった これが愛だと信じた

欠けた月が肌掛けふとんにくるまるふたりを照らす

目が覚めると それは朝日を浴びて溶けてなくなっていた

わたしは朝日を心底恨んだ でも

それは愛じゃなかったと気づいた