君とまどろみ

いつも眠たそう

モルヒネ

たった一滴で痛みが快楽に変わる。やみつき。それなしでは生きていけなくなる。わたしはそれを欲し続ける。ただそれは一時的もので、いずれは慣れ、効果が薄れていき、忘れたはずの痛みはぶり返し、膨れ上がり、わたしを蝕む。気づいたときには後戻りができない。苦しい。でも、この密の味を知らなかったころに戻りたいとは思わないのだ。わたしは求めることをやめない。