君とまどろみ

いつも眠たそう

冬の夕暮れは短いが美しい

冬の季節は、長い夜がやっと明けたと思えば、あっという間に暗闇になる。そのため、朝焼けや夕暮れがぎゅっと濃縮されているせいか、混じり気がなく、目に映る空は美しい。2月初旬、大寒はとうに過ぎて、晴れた日の日向であれば寒さにも耐えられるくらいの気温になってきた。もうすぐ草木が芽吹き、花がほほえむ、やわらかい春がやってくる。今季の冬も本当に素晴らしかったな。忘れたくない記憶はちゃんと整理してしまっておこう。またしても地元には帰れなかったけれど、またいずれ降る雪を楽しみにとっておく。

残されたわずかな冬をこぼれないように手のひらにそっとのせて、もう少し眺めてみる。あたたかいコーヒーとともに。

 

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