君とまどろみ

いつも眠たそう

ちぐはぐな下着を恥ずかしがる君に、かわいいよって言ってあげる

よく笑う人といると安心する。もっと言うと、笑うタイミングが同じひとといるとわたしも笑ってていいんだって思う

あまったるいお菓子にひとつまみの塩を加えるように

見たもの、感じたこと、味わったもの、体感したもののすべてがわたしをつくっているから、きれいなものだけ見つめていたい。 なんて思うけれど、実際汚れも汚れなりにわたしを構成してる

名は体を表す

太陽は春の余韻に浸らせてくれない。夏を長く感じるのはうれしいけれど、焦らず、ゆっくりでいいからね。光が強いほど、暑くなるほどに、海がきれい。 茄子、キャラバン、見えないものの強度について

マイガールとマイボーイ

シャムキャッツ聴いてる。電話越しの君の声。君は僕をよくわかってる。君はまたわたしを君と呼ぶ。勘弁してくれボーイ。わたしはすっかり、君のマイガール 夏、北関東の山奥で

今日も向かいのマンションにいる鳩が鳴いている

肩まであるお湯の中で考えるのは、家族と友人と実在しない恋人のこと。水圧のせいか肺が苦しいから、風呂の湯は心臓の下くらいまででいい

ボタンシャツ

ぼくたちはシャツのボタンをかけ間違えずにここまできた。このシャツは着心地がいい。糸がほつれてボタンが取れないかぎり、このシャツを着ていられる。ぼろぼろになっても、シミで汚れても

ただのメモ ピンクムーン、ちびまるこ、言葉が持つ力について、三省堂神保町本店、千寿司、揚げたこ焼き、田舎者、シャカシャカ、小雨、溜まった洗濯物、冷めていく水

帰省

秋田のばばと湯沢のじじばばに会いたい。会えるときに会いにいかなきゃ、って

三寒四温

さむい日とあたたかい日を繰り返しながら君と春を待つ

光が強いところの陰は濃い

いちばん美しい日本語について

The train came out of the long tunnel into the snow country. The earth lay white under the night sky. The train pulled up at a signal stop.A girl who had been sitting on the other side of the car came over and opened the window in front of…

カムカムエブリバディより

「其方が鍛錬し、培い、身に付けたものは其方のもの。一生の宝となるもの。されど、その宝は分かち与えるほどに輝きを増すものと心得よ。御免。」伴虚無蔵 心に残ったので、記録 ひなたの道を歩いていきたい

呼吸を忘れるさかな

風を受ける波に身をまかせ、ゆれる海藻。こさがなの大群、鱗のきらきら。差しこむ太陽の光。ぼくは、目に映るすべてにうっとりした。ぼくのここちいい場所は深いところにあったらしい。しばらくすると、口から小さな気泡がぽこぽこと出てゆく。ぼくのからだ…

東京

三重を出るときにばっさりと切った髪が、あの頃と同じくらい伸びた。2度目の上京から1年。ずいぶんと回り道をしたけれど、映像制作で学びの多い充実した毎日。笑ったり泣いたりで上がり下がりがあるけれど、わたしはうみねこが鳴くこの街でもう少し頑張って…

誰かの願いが叶うころ

宇多田ヒカルの誰かの願いが叶うころを聴いてる。この曲は幼き頃に見た父親の背中を思い返され、わたしを懐かしい気持ちにする。さて、今日もしなないように働こう。ぼちぼち生きてやろう 街に繰り出すとあちこちで桜が咲いてる。さくらはいいね

紙に残す記録

脳みそを整理するために日記を書いている。長くなりすぎると疲れたり飽きちゃったりするので毎日書くことは ①日付、②天気、③思い出せるその日いちばんの感情、④のちに思い返せるようなキーワード(たとえば、おいしかったコーヒーの豆の名前や誰かに言われて…

ハイドアンドシーク

去年の秋、京都に行ったときの写ルンですを現像してきた。あの写真撮ったはずなのにな、って思い出せるのが何枚か。それらはどこかに消えてしまったけど切なさを孕んでてとてつもなくいとおしい

わたしたち感覚人間たちは、感じ取っているものを伝えようと必死だ!やっと見つけた、映画を作るという表現方法。寿命3年縮んでもいいからあと3日欲しい。ポケモンセンターで回復したい。テンテンテテテーン

5600ケルビンの光を浴びるぼくら

あの夏のこと。今撮っている映画に、青色をのせて。伝わるといいな。

君の感性がうつくしいから

君の感性がうつくしいから、それらをやわらかい音にのせて、大切にしまっておくよ

ぼやけたりんかく

わたしはひとりになると自分のかたちを思いだす。ひとに合わせて、かたちを変える。もとに戻すとき、だいたい涙がこぼれるのはなんでなの。なんかちょっと疲れている気がする。深いところでねむりたい。起きたら隣に君がいてくれたらいいな、なんて想像して…

君がこの街を去る前に

あのレコードを見つけて君の部屋で聴けるのだろうか

白雪姫は意識が遠のくなか思い出す あの林檎の蜜が甘かったことを

凡人は指差して笑うけど、自分の感受性を守るために必死で戦うきみの汗も涙も本当にうつくしいから、どうか諦めないでほしい

ここは窮屈だから

また大きい波がきて、すべてを奪っていく。その気配に、わたしは震えがって縮こまり、動けなくて声すら出ない やわらかいものは形をなくし、そこに在ったことすら忘れられて、。

夢でみたものが生々しくて無意識的に結ばれているような気がして、現実世界に落とし込んでしまうときがあるのだけど、そんなときわたしは世の中全て自分中心に回っていることを痛く実感する。

あの星に君の名前をつける

「天使がくれた時間」鑑賞。手を引かれるようにこの映画を観た。いくら遠回りしても、2人でいれば取り返せる。ジャックとケイトは、君とわたしみたいだ。

冬の夕暮れは短いが美しい

冬の季節は、長い夜がやっと明けたと思えば、あっという間に暗闇になる。そのため、朝焼けや夕暮れがぎゅっと濃縮されているせいか、混じり気がなく、目に映る空は美しい。2月初旬、大寒はとうに過ぎて、晴れた日の日向であれば寒さにも耐えられるくらいの気…